過去問って何週すればよいの?
過去問を10週しても昨年は合格出来なかったんだけどなぁ?
問題集って何回繰り返せば良いのでしょうか?
目安としては最低5週は繰り返し問題を解いて理解を深めましょう!
でも、ただ解いて正解を探す作業になってはいませんか!問題集には正しい解き方がありますよ!
◆問題集はどの種類をやれば良い?
●問題集の種類は大きく分けて4つのパターンがあります(①論点別②年度別過去問③一問一答式④予想問題)。結論、論点別問題集の一択です。初学者の方の独学一発合格を目指す方には最適と思います。
①論点別問題集
分野ごとに過去問やオリジナル問題が集約されており、苦手分野が分かり、弱点を克服しやすい。教科書とリンクしているので、使いやすくスピーディに勉強できる。最も大事な問題集です。
②年度別過去問題集
だいたい過去10年分くらいが年度別になっているタイプが多い。試験に出る順番とか、易しい問題順とかありますが、勉強に余裕が出てきたらで良いと思います。僕は前年の一年分しかできませんでした。
③一問一答式過去問題集
読んで字のごとく、問題を一問出して正誤を答えるタイプが多い。4肢選択問題の問題集とは似て非なるもの、アプリで興味本位で少しだけやってみましたが、気分転換には良いかもしれないが、断片的な知識の確認になるので個人的にはあまりおススメはしていないです。僕は使っていないです。
④予想問題集
試験直前に発売される出版社オリジナルの問題集で、模擬試験の感覚ですることができます。最後に自分の実力を確認したい方・ライバルに差をつけたい方向けかなと思います。これも使っていないんです。
◆問題集は何週すれば良いの?
良く問題集は何週すれば良いのかとういうことが取り上げられますが、目安となるのは5週です。
僕が5週やった正答率をご紹介しますね。
1回目正答率 | 2回目正答率 | 3回目正答率 | 4回目正答率 | 5回目正答率 | 本試験の正答率 | 6回目の正答率 (試験後に実施) | |
①宅建業法 | 72.3% | 74.2% | 89.5% | 91.4% | 95.2% | 80.0% 16点/20問 | 95.2% |
②権利関係 | 57.1% | 68.1% | 74.7% | 86.8% | 89.0% | 71.4% 10点/14問 | 89.0% |
③法令上の制限 | 57.3% | 62.2% | 65.5% | 85.2% | 80.3% | 37.5% 3点/8問 | 96.0% |
④税・その他 | 70.2% | 76.5% | 82.9% | 80.8% | 91.4% | 87.5% 7点/8問 | 89.3% |
Total | 64.5% | 70.4% | 79.3% | 84.9% | 88.8% | 36点/50点 | 92.8% |
●問題集を5週やった結果わかったこと
①問題はやればやるほど、解き方が段々と身についているのが分かるようになる
②自分の記録は視覚的に分かるようにしておくと勉強の進捗状況が確認できる
③自分の得意・不得意分野(問題の難易度)が良くわかる
④点数は必ず上がっていくのでモチベーション維持に役立つ
⑤5回やっても出来ない問題は試験直前までに重点的に復習すると良い
⑥僕の弱点は「法令上の制限」と判明しましたが、復習不足で本試験では全然ダメでした。
●5週やれば合格の為の課題が明確になり、合格に近づくと思います。
◆正しい問題集の活用方法
●あなたは効果的な問題集の活用をしてますか?やり方で結果は全然変わってきます!
①テキストを一通り読み込んだら問題集に取り掛かりましょう!
②問題を読む → 選択肢を4つ読む → 4つとも正誤が分からなければ → 解説をじっくりと読む → テキストに戻って読み込んで理解
●4つの選択肢の正誤がすべて分からなければ、その問題は要チェックです!
①個別の選択肢が理解できないなら、本試験での正答率は必然的に下がります。
②各選択肢、どの部分が間違っているのか?又は正しいのか?を判別してください。消去法で正解を選ばないようにしましょう!本番の試験では対応できません!
③昨今の試験でライバルと差がでるのは(合否を分けるのは)、正誤が1つではない場合です(正しいのはどれとどれですか?みたい問題です)。これで正答率がぐんと下がります。
●問題集を繰り返すには理由があります!
①宅建試験では過去に出た問題(または類似問題)が大半になります。問題集は厳選された問題で、良く出るものばかりなので確実に解けるようにする必要があります。
②勉強する時間は限られています、初学者ならなおさらと思います。同じ問題を繰り返すことで効率よく知識を習得でき、絶対点数を取れる自信をつけることで合格に近づきますよ。
◆良い分野別問題集とは⁉
●分野別問題集といっても色々な出版社からでていますので、良い問題集を選びましょう!
①問題の頁と、解答解説の頁が見開きになっているものがお勧めです。解答が巻末や頁をめくる必要があるのは非効率です、問題文と解説が同時に読めるタイプがお勧めです。ペラペラとめくっている時間はないですし頭に入ってきません。
②重要度・難易度・頻出度のいずれかが分かる問題集を選んでください、過去にあまり出ない問題や難しい問題などは合格には必要ないので後回しでも大丈夫です。
宅建の試験合格への近道はありません。
愚直に問題集を繰り返すことで自然と力が付いていくので、あきらめずに頑張りましょう!
継続は力なりです。
つづく・・・
コメント