宅建業法のポイント

宅建

宅建の試験を勉強したいのだけど、どんなことを勉強しないとだめなんだろう?

テキストを見たけど、結構分厚いなぁ!?大丈夫かな?

大丈夫です!宅建を初めて勉強するあなたに、試験を受けるかどうか迷っているあなたに、これから学習する内容を簡単に紹介しますね。

宅建の試験は4つの科目に分かれており、「①宅建業法②権利関係③法令上の制限④税その他」となっています。今回は「宅建業法」を取り上げます。
イメージだけつかんで頂けたらと思います。ぜひ参考にしてみて下さいね。

◆宅建業法(正式名称:宅地建物取引業法)

家とか土地といった不動産の取引に関する法律です。
簡単に言うと、「不動産業者」規制をかけて、「不動産を取引するお客さん」守る為の法律です。消費者保護の目線で学習していくとより理解が深まると思います。
各項目ごとに見ていきますね。

●宅建業法(宅地建物取引業法)の基本

  1. 宅建業とは
    ・まず初めに「宅地」とか「建物」とか「取引」とか「業」の4つの基本的な用語から学習します
  2. 宅建業を行うには免許が必要です

●宅建業の免許について

  1. 宅建業の免許を受けるにはどうしたら良いか?などの要件を学習します
  2. あなたが目指している宅建士の資格とは全く別モノです

●宅地建物取引士について(※あなたが目指している資格です!)

  1. これからなるであろ宅地建物取引士になる手順などの学習しましょう
    ・宅建の試験合格→資格登録(実務講習など)→取引士証の交付(法廷講習)→取引士の流れです
  2. 取引士でなければできない仕事が3つあります
    ①不動産取引の重要事項の説明
    ②重要事項説明書(35条書面)への記名押印
    ③契約書(37条書面)への記名押印

●営業保証金(1000万円~)について

  1. 営業保証金制度とは
    ・不動産の取引は高額なので、何かトラブルがあったらお客さんを守るための補償制度です
    ・これを納めないと宅建業が始められない!
  2. 営業保証金のお金や手続きの流れを学習しましょう

●保証協会(60万円~)について※営業保証金との違いを理解する!

  1. 保証協会とは
    ・営業保証金(1000万円)が払えない時は保証協会に加入すれば60万円でOK!
    ・簡単に言うとトラブルがあった時は一旦、保証協会が宅建業者に代わって仮払いしてくれる仕組み
  2. 保証協会の仕事やお金の流れについて学習しましょう

●事務所・案内所に関する規制について

  1. 宅建業者が業務を行う事務所、案内所(モデルルーム)での様々な規制を学習しましょう
  2. 宅地建物取引士にも関わってきます

●業務上の規制について

宅建業者が売買や賃借の契約をすすめるうえで、様々な規制があるので、それぞれの違いを学習しましょう!不動産の取引はちゃんと説明して契約する必要があるのです。

  1. 媒介契約代理契約の違いや媒介契約には3つの種類がありますので、違いに注意しましょう
  2. 重要事項(35条書面)の説明をしなければならない、売買と賃借、宅地と建物の違いに注目
  3. 契約書(37条書面)の交付しなければならない、売買と賃借、35条との違いに注目

他にも「広告に関する制限」など色々な規制がありますので、確認していましょう

●自ら売主となる場合の8つの制限(8種制限)について

宅建業者が売主となって、一般のお客さんと不動産の取引する場合に、お客さんをより強く守るために、宅建業者に対して下記の8つのことが制限されています。

  1. クーリング・オフ制度
  2. 一定の担保責任の特約の制限
  3. 損害賠償額の予定等の制限
  4. 手付の性質、手付の額の制限
  5. 手付等の保全措置
  6. 自己の所有に属しない物件の売買契約の制限
  7. 割賦販売契約の解除等の制限
  8. 所有権留保等の禁止

●報酬に関する制限について

宅建業者になるとどれくらい儲かるんだろう?実はもらえる報酬の限度額は決めらています。


売買や賃借など、取引形態によってそれぞれ報酬の限度額が決められているので、違いを学習しましょう。ちょっとした計算問題があります。

●監督処分と罰則について

宅建業者が悪いことした時には、監督処分や罰則等があります。監督処分の内容の違いを学習しましょう!

  1. 宅建業者が悪いことをした時
  2. 宅地建物取引士が悪いことをした時も処分されます!

●住宅瑕疵担保履行法について

新築住宅を購入したお客さんが、トラブルに巻き込まれたときに、より確実にお客さんを守るための法律です。

◆まとめ

全部で11項目です

  1. 宅建業法の基本
  2. 宅建業の免許
  3. 宅地建物取引士
  4. 営業保証金
  5. 保証協会
  6. 事務所・案内所の規制
  7. 業務上の規制
  8. 自ら売主のなる場合の8つの制限(8種制限)
  9. 報酬に関する制限
  10. 監督処分と罰則
  11. 住宅瑕疵担保履行法

教科書をみると分厚くて、ちょっと臆することがありますが、細分化してそれぞれの内容を見れば何とか学習は進んでいきますので、ぜひチャレンジして欲しいです。

初めて聞く言葉が沢山できてきますが、言葉の正確な意味を意識すると良いと思います。

試験で一番よく出る科目になりますので、頑張りましょう!

つづく・・・

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